事例

金地金売買まがい取引

金の売買に見せかけ,長期間分割払いの契約かつ契約途中で差金決済を行うという契約を締結してしまった。金の値動きが当初業者から説明された動きと逆になってしまったので,業者から追加で金銭を入れるように言われたが,応じなくてはならないか


結果

業者に,支払わないと告げたところ沈静化(既に支払った金銭については,契約直後の相談であったことから少額であり,費用対効果の面から請求しない希望のため未着手)。


解決のポイント

そもそもこの取引は,金の先物取引の法規制を潜脱するための脱法行為であり,裁判例にもこのような取引は無効であるとして業者からの金銭請求を認めないどころか,既に支払った金銭の返還を求めたものもあります。

 

金に限らず,将来の商品や貨幣の動きに連動して決裁する取引を行うには,金融商品取引法等の規制があり,登録業者でなければ許されないと考えてください。業者が登録されているかどうかは金融庁等で調べること,そしてこのような取引に安易に手を出さないこと,手を出す際には弁護士に相談してみることをお勧めします。